文化遺産保全_顧想園支援

2021年5月 8日 (土)

お茶の葉刈りをしました!!

2021年5月6日(木)、夜半の雨も上がり、恒例の顧想園(柳窪:村野家)茶畑の
新茶刈り入れ作業が行われました。
五月晴れの中で、この日参加した人は村野家のご家族はじめおよそ20人。
当会からも9人の会員が参加し、久しぶりに額に汗を流しました。


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    刈る前に枯葉やゴミを除去します
   

 

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      茶葉を機械で刈り取ります


茶葉の生育は近年にない出来栄えで、収穫した茶葉の送料は543キロ、
過去15年間で3番目だそうです。
新茶を味わう日が楽しみです。


 

 

 

 

 

 

 

顧想園の春

昨年来、新型コロナウイルスの蔓延により、当会イベントがほとんど中止の状態と
なっていました。
定例会、拡大理事会、たまに勉強会等を実施し、あとはメールによる巣ごもり通信
(内容は発信者の自由)の発信をして、会員を鼓舞しつつも、こもってばかりは
いられないということで、拡大理事会が開催された4月24日(土)の午後、顧想園の
花を見に、有志8名ででかけました。

やはり想像通り、数年前の4月末~連休あたりに、一斉に花を咲かせていたクマガイ
ソウ、フジ、フデリンドウ、ボタン達は、既に花は終わっていました。
この日は、クレマチス、ミヤコワスレがきれいに咲いていました。


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        新緑がまぶしい庭


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         クレマチス


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         ミヤコワスレ


修復も終わり、美しく凛とした蔵を見学しました。
修復したのは、女性の左官屋さんだそうです。
伝統の世界で活躍している女性がいることをうれしく思います。
薬医門は現在も修復中で、足場が組まれていました。


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          庭を一巡り

 
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        参加者で記念撮影


久しぶりの顧想園は、変わらず緑の美しい貴重な空間でした。
おいしい空気をいっぱい吸って、しばしの時間を満喫しました。
私は、ここで皆とさよならをし、帰宅の途に。
他の皆さんは、小平霊園で、青空の下お疲れさん会をしました。


都大橋から黒目川遊歩道を東へ、自転車をこぎました。
通り過ぎたしんやま親水公園には、土曜日というのに、あまり人が居ませんでした。 


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        しんやま親水公園

通り道に、大圓寺があり、建て替え中でしたし、理事会の席で、
「ナンジャモンジャの木」が境内にあるということを聞き、
この目で確かめようと思い、立ち寄りました。
大圓寺も新緑でいっぱいでした。


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     正面奥が建て替え中の本堂


真新しい本堂は、美しく輝いていました。
銅で葺いた屋根もとても美しかったです。


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        建て替え中の本堂


敷地右奥に、ナンジャモンジャの木(俗名)を見つけました。
すごく高い木でびっくりしました。


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  雪をかぶったようなナンジャモンジャの木


白くて細い花びらがたくさん集まっていて、何ともきれいでした。
花言葉「清廉」どおり、清楚な雰囲気です。


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        別名 ヒトツバタゴ


いよいよ地元に帰ってきました。
西武線の線路が見えます。
写真右の高い建物が成美教育会館ですが、最近、目の前の畑が、宅地となり、
家が建ってしまいました。
緑地や畑がどんどんなくなっていて、先が心配です。


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       新大橋から下流を臨む


今回初めて、東の端の金山町から、西の端の柳窪まで自転車ででかけました。
私にとってはかなりの道のりでしたが、途中寄り道したり、写真を撮ったり、
とても楽しい時間でした。

自粛で近場しか出かけていなかったので、気分転換ができました。
発案者のKさんありがとうございました。
 





 




 

 

 

 

 

2016年12月12日 (月)

顧想園の紅葉・雪景色

11月23日(水・祝)、顧想園会員向け「秋の公開日」が開催されました。
あいにくの寒い曇り空でしたが、敷地内の木々が紅葉真っ盛りで、
会員の方々や我々サポーターの目を楽しませてくれました。
毎年その年の天候によって紅葉の進み具合が違い、去年は12月に入って
からがピークでした。
今年は、顧想園の今年最後のイベントである会員の会に間に合い、皆様に
楽しんでいただけてよかったです。

天気予報では、翌日24日は雪とのことで、かなり冷え込んでいました。
帰り道に、「明日雪が降ったら写真を撮りに来たいけど、バス停から顧想園
まで歩くのはたいへんねえ」と話しながら帰りましたが、まさに翌日は雪景色と
なりました。


一日違いで顧想園の景色が一変しました!!

寒がりの我々と違い、雪の中写真を撮りに来たのが会員のGさんです。
一日違いの紅葉と雪景色… お楽しみください。



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       23日 奥庭(紅葉)


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      24日 奥庭(雪景色)




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  23日 奥庭から主屋を望む(紅葉)


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  24日 奥庭から主屋を望む(雪景色) 




その他、23日の紅葉、24日の雪景色をお楽しみください。

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             離れ             


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            奥庭


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         四君子亭遠景


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         穀蔵裏庭


最後は雪景色です。



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       新蔵前の高野槇
    (すてきなクリスマスツリー)


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            茶畑




新緑、紅葉、雪景色… 季節によって変わる魅力を存分に見せてくれる顧想園。
来年もすてきな風景を見せてくださいね。

2016年1月16日 (土)

秋の顧想園

2015年12月7日(月)、顧想園の主屋の屋根替えをしていると聞き、
園主の許可をいただき、会員の仲間と見学に行きました。
いつもは、見学会の主催者側だったり、手伝いだったりで、ゆっくり村野家を見る
ことができませんでしたが、この日は全て自由時間でしたので、大人の遠足ねー
と言いながら、秋の顧想園を楽しみました。

紅葉が遅れているということは聞いていましたが、顧想園も然りで、この日は
この秋最高の紅葉を見ることができました。


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顧想園をまず一周し、紅葉を満喫しました。

次に、主屋の屋根替えを見学にいきました。


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大がかりな工事でびっくりしました。


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新潟から茅葺の職人さんがきてくださり、屋根の材料であるトラックいっぱいの
茅を主屋の軒下に積む作業が行われていました。


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お昼時でしたので、茶畑にあるあずまやで、紅葉を楽しみながらお弁当を食べました。
青い空と緑の木々、紅葉を愛でながら、ゆったりした時間を過ごすのは至福のひと時
でした。


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その後、造園屋さんが、主屋の前にある高野槇の雪吊りをするというので、
作業を見ていました。時間切れで最後まで見ることができなかったのが
残念でした。

顧想園に来ると、緑の木々に囲まれ、心が落ち着きます。
人間には、やはり自然が必要なのですね。

柳窪にて「民家フォーラム2015東京」開催される!

2015年11月14日(土)、我が「東久留米の水と景観を守る会」の本拠地である
柳窪にて、NPO法人日本民家再生協会主催「民家フォーラム2015東京」が開催
されました。
あいにくの雨模様で、気温も低く寒い一日でしたが、150名のお客様がいらっしゃい
ました。

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        奈良山(野崎家)

国の登録有形文化財の顧想園「村野家住宅」、そして奈良山「野崎家」、
「天神社」が会場となりました。
10:00~顧想園で開会式が取り行われました。


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     開会式(顧想園四君子亭にて)

顧想園では、午前・午後と対談形式講演会(座談会)の他、見学ツァー、
曳家実演、民家再生無料相談・展示等がありました。
午前中の座談会には、東久留米の水と景観を守る会佐藤雄二代表と、
日本女子大学鈴木賢次名誉教授、柳窪在住の奥住實氏がパネリストとして参加し、
「地域と生きる<武蔵野・柳窪集落から学ぶ>」と題し話し合われました。
午後は、「民家に生きる<都会から地域への移住者に話を聴く>」でした。


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     座談会(顧想園離れにて)

野崎家では、午後に対談形式講演会(座談会)「民家を生かす<土壁から考える
民家の魅力>」、ワークショップ(土壁作り体験・竹細工・正月飾り・落葉掃き)、
天神社では、60年前に自由学園生徒が描いた久留米村民家スケッチの展示・
柳窪囃子演奏、地域特産品販売(柳窪小麦と小麦を使ったうどん、パン)等が
ありました。

3回開催した対談形式講演会はどの回もほぼ満員状態でした。

私達会員は、主催者より、お客様に村野家住宅をご案内する役目を仰せつかり
ました。ご案内したお客様の中に、柳窪に住んでいるのに、あるいは、近くに
住んでいるのにこんな立派な民家があるのを今回初めて知りましたとおっしゃる
方が何組もいらっしゃいました。

村野家の庭では、曳家実演も行われました。
家が丸ごと動くなんて信じられなかったのですが、人間の知恵ってすごいですね。
重さ2トンの建物を私一人で動かせました!

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      曳家体験中の筆者

全国規模の組織である日本民家再生協会のイベントを、いまだ武蔵野の
面影が残るこの東久留米の柳窪で開催することができたことをうれしく思います。
そして、若い世代が、私たちの思いを引き継いでいってくれることを願わずには
いられません。

最後に、若い方々が大勢活躍され、企画、パンフレット等の作り方もすばらしく、
改めて「日本民家再生協会」の底力を見せていただきました。
どうもありがとうございました。

2013年8月21日 (水)

村野家ご当主 村野啓一郎様ご逝去のお知らせ

今年の1月から療養中でありました村野啓一郎様が、2013年8月11日ご逝去され
ました。

1838年建造の主屋をはじめとした建造物群を、その周囲の緑とともに保存する
ことに精魂をかたむけていらした啓一郎様のご遺志を、ご遺族もまた継いで
くださる決意です。

顧想園(村野家住宅)が、2011年1月に国指定有形文化財登録されるまでの活動、
その後の普及活動を、私共NPOも及ばずながらお手伝いしてきました。

今後も変わらず、ご遺族の支えとなり、顧想園の保存・維持に少しでも
お役に立てればと思う次第です。

皆様の、武蔵野の宝としての顧想園へのご支援を、今後もよろしくお願い申しあげ
ます。
                                              合掌                                                                                                                                  

                                                                                                             

2013年4月16日 (火)

≪村野家の花々と柳窪の新緑≫

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4月13日(土)、久々に訪れた村野家には、例年より早くきれいな花たちが
待っていてくれました。
いつもなら連休頃に咲くクマガイソウや、主屋の前の藤棚が、まもなく
満開になろうとしていました。
苔のあちこちにはかわいいフデリンドウ、珍しいムサシアブミ、ウラシマソウ等々。
ボタンはつぼみを持っていましたので、連休前には花を咲かせそうです。

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          クマガイソウ

何度訪れても、そのたびに花の種類や木々の緑の色合いが変わり、
目を楽しませてくれます。

村野家の近くの屋敷林の大木も、輝くばかりの新緑でした。

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