2015年11月14日(土)、我が「東久留米の水と景観を守る会」の本拠地である
柳窪にて、NPO法人日本民家再生協会主催「民家フォーラム2015東京」が開催
されました。
あいにくの雨模様で、気温も低く寒い一日でしたが、150名のお客様がいらっしゃい
ました。

奈良山(野崎家)
国の登録有形文化財の顧想園「村野家住宅」、そして奈良山「野崎家」、
「天神社」が会場となりました。
10:00~顧想園で開会式が取り行われました。

開会式(顧想園四君子亭にて)
顧想園では、午前・午後と対談形式講演会(座談会)の他、見学ツァー、
曳家実演、民家再生無料相談・展示等がありました。
午前中の座談会には、東久留米の水と景観を守る会佐藤雄二代表と、
日本女子大学鈴木賢次名誉教授、柳窪在住の奥住實氏がパネリストとして参加し、
「地域と生きる<武蔵野・柳窪集落から学ぶ>」と題し話し合われました。
午後は、「民家に生きる<都会から地域への移住者に話を聴く>」でした。

座談会(顧想園離れにて)
野崎家では、午後に対談形式講演会(座談会)「民家を生かす<土壁から考える
民家の魅力>」、ワークショップ(土壁作り体験・竹細工・正月飾り・落葉掃き)、
天神社では、60年前に自由学園生徒が描いた久留米村民家スケッチの展示・
柳窪囃子演奏、地域特産品販売(柳窪小麦と小麦を使ったうどん、パン)等が
ありました。
3回開催した対談形式講演会はどの回もほぼ満員状態でした。
私達会員は、主催者より、お客様に村野家住宅をご案内する役目を仰せつかり
ました。ご案内したお客様の中に、柳窪に住んでいるのに、あるいは、近くに
住んでいるのにこんな立派な民家があるのを今回初めて知りましたとおっしゃる
方が何組もいらっしゃいました。
村野家の庭では、曳家実演も行われました。
家が丸ごと動くなんて信じられなかったのですが、人間の知恵ってすごいですね。
重さ2トンの建物を私一人で動かせました!

曳家体験中の筆者
全国規模の組織である日本民家再生協会のイベントを、いまだ武蔵野の
面影が残るこの東久留米の柳窪で開催することができたことをうれしく思います。
そして、若い世代が、私たちの思いを引き継いでいってくれることを願わずには
いられません。
最後に、若い方々が大勢活躍され、企画、パンフレット等の作り方もすばらしく、
改めて「日本民家再生協会」の底力を見せていただきました。
どうもありがとうございました。
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