03,環境活動_イベント

2017年10月25日 (水)

台風の置き土産

10月23日(月)、東京の名湧水57選の一つである天神社脇の黒目川は、
朝から水が音を立てて流れていました。
超大型台風21号がもたらした多量の雨で、久しぶりに勢いのある黒目川を
見ることができました。
普段干上がっていることの多い黒目川上流部ですが、この日は!これぞ川!と
いった感じです。



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     水量が多くほれぼれする黒目川



幻の池「あがっと池」も水が満杯でした。
水が溜まっても水面が美しいように、夏の間に2回落葉を取り除く掃除を
した甲斐あって、周りの竹林がきれいに映っていました。


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         幻の池「あがっと池」



小平霊園の中にある、黒目川の源「さいかち窪」にも川、池が出現して
いました。
3か月の降雨量が800ミリを超えると出現するというさいかち窪の川、池。
2008年に出現し、後2015年、2016年、2017年と3年連続となりました。
普段は草が一面生えている場所ですが、ひとたび水が溜まるとブクブクと
湧水が湧き出てきます。


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       川が流れる「さいかち窪」



あがっと池は私有地の中にあり、誰もが行ける場所ではありませんが、
黒目川の上流部、さいかち窪には行けますので、幻となる前に是非
興味のある方は行ってみてください。
(さいかち窪はしばらくの間長靴が必要です。)

2017年10月24日 (火)

麦の収穫祭 開催される!!

10月1日(日) 11:00~15:00 都立六仙公園において、
麦の収穫祭~東久留米麦まつり~2017  が開催されました。

晴れ渡たった青空の下、麦が原料のうどん、おまんじゅう、パンをはじめ、
手作り食品、ドキュメンタリー映画チケットの販売 等、たくさんのお店が開きました。
暑かったこの日は、氷屋さんが一番長蛇の列でした。
小さい子供連れの家族がたくさん参加していました。

当会は、小麦のできるまでを展示しました。
自由学園のO講師と、当会会員のKさんの2人で頑張ってくれました。
会員の私たちは、午前中は定例会、午後1:30から市長表彰式出席のため、
その合間をぬって「麦の収穫祭」に顔を出しました。

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       広々とした六仙公園にて



天気にも寄りますが、思いっきり走れる場所で一日家族と楽しめる
このようなイベントはよいですね。

どうやって小麦ができるのか、みんな見てくれたかな??

   

2017年10月22日 (日)

市民自主企画講座「武蔵野の森を歩く」開催!


9月17日(日)13:00~16:30 市民プラザにて、
東京農工大学名誉教授福嶋司先生を講師にお招きして、当会が企画運営
する市民自主企画講座「武蔵野の森を歩く」(主催・東久留米市教育
委員会)を開催しました。

折からの台風接近の空模様にもかかわらず、40人を超える市民の方々に
お集まりいただき、延べ3時間にわたる講義を熱心に聴講していただきました。
講義の後半は、南沢緑地保全区域での樹木の観察の予定でしたが、
雨のため引き続きホールでの講義をしていただきました。


 先生のお話は、
 ①自然(森)を護ることの意味とその視点
 ②多様性に富む東京の森(自然)

 ③武蔵野の森や緑の現状とその保全地域指定

 ④東久留米市の残存した雑木林を核とした緑地、屋敷林の保全

など、広範囲・多岐にわたるもので、今後の私達の活動に多くの示唆を与えて
くれるものでした。

次回は是非、樹木を直接見ながらのお話を伺いたいと思います。



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2017年7月26日 (水)

6/10~11 第21回環境フェスティバル開催!

2017年6月10日(土)、11日(日)の2日間、東久留米市役所において、
第21回環境フェスティバルが開催されました。
来場者は、昨年に及ばないものの、2516名の方々がいらっしゃいました。
テーマは「きて みて アクション 環境フェスタ」

当会は昨年に引き続き、「守ろう。サイカチから鎮守の森へ」と題し、
柳窪~下里氷川神社の遊歩道の完成に合わせ、自然豊かなこの土地の
価値を知っていただき、大切な緑を未来に残そうと訴えました。
展示では、会員の描いたイラスト地図や、四季折々の美しい風景写真、
モニターでは、会員が撮影し編集した映像が流れ、視覚に訴えた内容となりました。



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        来場者に説明中の会員



手作り体験広場では、間伐した竹を利用した、竹けん玉、花かご、ストラップ作りが
大人気で、担当の会員は息つく暇もない状態でした。
ボランティアの高校生がたいへん手助けしてくれました。


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        子供達に大人気の竹細工



当会が、団体会員となっている「東久留米の井戸水位を調べる会」としても、
資料などを展示し、湧水を守る為に地道な井戸水位の測定が大切なことを
説明しました。
メジャーの先に水を感知する測定器が取り付けてあり、それを井戸に垂らし、
水に触るとピーッと鳴る仕組みを実演し、皆さん興味深げでした。


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     12年間の水位測定結果を展示



年々、参加する団体が展示方法に創意工夫をしています。
当会も更に来場者にわかりやすく、また、熱い気持ちを理解していただけるよう
努力したいと思います。

自然は無くなってからでは遅いのです。
今ある美しい自然をご一緒に守りましょう!!

2016年10月19日 (水)

今年も、さいかち窪、あがっと池 に水が湧きました

昨年10月、水が湧いた さいかち窪とあがっと池との感動的な出会いがありました。

今年も台風がいくつも襲来したお蔭で雨量が増し、期待通り、さいかち窪と
あがっと池に水が湧きました。

7月10日にあがっと池の掃除をし、水が湧くよう祈っていましたが、念願叶って
今年も姿を見せてくれました。7月に掃除をしたおかげで、水面を見ることが
できました。掃除をしないときは、落葉で隠れてしまいます。


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     静かな水面のあがっと池


さいかち窪とあがっと池から湧く水が合流し、天神橋の下流は勢いよく水が
流れていました。


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      天神橋より下流の眺め


さいかち窪は、雑木林の中の小川が勢いよく流れ、武蔵野の風景を楽しませて
くれました。

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       水が勢いよく流れるさいかち窪


台風によってもたらされる多量の雨のお蔭で、今年も美しい湧水を見ることが
できました。

2016年7月26日 (火)

★報告★チョコボラ企画(あがっと池清掃)

7月10日(日)1年ぶりに、参加者6名であがっと池の清掃をしました。
作業は9時半過ぎに始まり、予定通り11時30分終了。
その後、地域の見学を行いました。


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    水を湛えた姿が待ち遠しい「あがっと池」

市内柳窪、村野光雄氏宅(屋号 あがっと)の敷地内には、古くから湧水によって
出現する池があります。「あがっと池」と呼んでいます。
かつては子供たちが戯れ、池でスイカを冷やしたのだそうです。
近年、湧水量は少なく、充分に蓄えられる機会もめっきり少なくなりましたが、
それでも年に幾日(何回)か、続けて大雨の降ったあとなどは、かなりの水量が
湧き出し、黒目川上流部に勢いよく注ぎ込む光景を目にすることができます。
自然が織りなすこの営みは私たちの心を潤し、かけがえのない景色を作り出して
います。
東久留米の水と景観を守る会では、湧水に満たされた美しいあがっと池を再現
しようと、毎年この時期に、池の清掃を行っています。
「ちょこっとボランティア企画」、略して「ちょこボラ」。
会員以外の方がたの参加大歓迎です。
清掃と同時に、遊歩道の散策もおこなっています。
今回は作業終了後、地域に残る「石橋供養塔」や寺子屋で学んだ子供たちが、
江戸時代後期に師匠を偲んで建立したと伝えられる「筆子塚」などの見学を行い
ました。


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           筆子塚


今年の企画は7月10日でした。
次回皆さまのご参加をお待ちしております。

2016年6月13日 (月)

!6/11~12 第20回 環境フェスティバル開催!

6月11日(土)、12日(日)の2日間、東久留米市 第20回 環境フェスティバルが
開催されました(45団体参加)。
2日間共お天気に恵まれ、また20回目に相応しく2,800名を超える来場者で、
大いに盛り上がりました。
テーマは、「のぞいてみようよ ~ 自然 まち 人の環 ~」

当会は、「守ろう。サイカチから鎮守の森へ」と題し、未だ武蔵野の面影の残る
柳窪地区を中心に知っていただこうと、写真、イラスト、映像で訴えました。
今年度中に、柳窪~下里氷川神社の遊歩道が完成予定で、完成後は自然の中で
多くの方に散歩を楽しんでいただきたいと思います。


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    会員作の美しいイラストで説明


当会は、黒目川沿いの緑地保全地区などの整備を定期的にしています。
その際に伐採した竹の有効活用を考え、「伐採ー熊手作りー落葉掃き」の流れを
作りつつあります。
環境フェスティバルでは、昨年から、「手作り体験ひろば」ができ、家族連れに
大人気となっています。
今回、竹けん玉、熊手、ストラップ作りなどを楽しんでいただきました。


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       指導にあたる会員

当会では、湧水の源である地下水の状態を把握するため、市からの委託を受け、
市内25か所の井戸を4グループに分け、月1回井戸水位を調べる活動を続けて
います。
活動は当会会員他、他の複数の団体も含め、「東久留米の井戸水位を調べる会」
の団体会員として参加しています。

平成17年から調査を開始し、現在までの調査結果、なぜ井戸水位を調べるのか?、
調査井戸の場所の表示 、測定器 などを展示・説明しました。


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「東久留米の井戸水位を調べる会」活動紹介


来場者2,800名はさすがに忙しかったですが、家族でいらした方も多く、この日を機に
環境について考えるきっかけになっていただけたらと願っています。

2015年10月13日 (火)

さいかち窪、あがっと池 に水が湧きました

2015年9月29日(火)、良い天気に誘われ、あがっと池とさいかち窪の
湧水をこの目で見たいと思い、会員のKさんに案内役をお願いし行って
きました。

途中、天神社の入り口にある天神橋から見た黒目川は、からからに
乾いた川底しかあまり見たことがなかったのですが、この日は目を疑う
程の水量で驚きました。


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         天神橋下流側

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         天神社前黒目川


東京の名湧水57選に選ばれている天神社前の黒目川も豊かな
水量でした。

次に、柳窪の湧水地 北原公園に立ち寄りました。
初めて訪れたので、普段の姿を知りませんが、かなりの水が溜まって
いて、鴨が数羽浮かんでいました。
静かな場所で、鴨にとっては、格好の穴場休息地という感じでした。
水の中を覗くと、ぶくぶくと水が湧き出ているのがわかりました。


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                       北原公園


次にあがっと池のある土地の所有者にご挨拶し許可をいただき、
あがっと池を見に行きました。
昨年よりは若干少ないようでしたが、9月に雨が多かったためか水が
ありました。池に入れば、膝上位まで水があったでしょうか。


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           あがっと池


7月に実施した、ちょこボラ企画「黒目川源流域さいかちの道散策・
源流のあがっと池の整備」でゴミを拾い、枝や落葉をかき集めて
取り除いていただいたお蔭で、水面がとてもきれいで、周りの木々が
映り、美しい景観でした。
   
ブログの7月の清掃時記事には、「すっきりきれいになった窪地に水が
湧き、あがっと池になるのが楽しみです。」というコメントを載せて
いましたが、みごとに「あがっと池」が実現しました。


「幻の泉」、さいかち窪はどうだったでしょうか?

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27日の柳窪見学会の後、さいかち窪を見に行った会員が「おとぎの世界」
と表現していた」ように、なんとも言えない神秘的な風景でした。
あちこちで水面に波紋が広がり、池が生きているようでした。
一度水のないさいかち窪を訪れていますが、初めて見る水のある
さいかち窪は、感動的でした。
さいかち窪にこれだけ水が溜まるのは2008年以来だそうです。
来年も再会できますように!!

2015年7月21日 (火)

★報告★ ちょこボラ企画 

2015年7月12日(日)、ちょこボラ企画「黒目川源流域さいかちの道
散策・源流のあがっと池の整備」に応募してくださったのは1名、
会員11
名と合わせて12名が参加。

暑い日でしたが、柳窪に入るとひんやり、「さいかちの道」を散策し、
「あがっと池」へ。
あがっと池からの水が音をたてて勢いよく黒目川本流に流れ込んでいた
のは去年の話、今年のあがっと池には水はありませんでした。
それでも本流に水は来ていたので、ジャブジャブ川の中に入って新青梅
街道のあるつきあたりまで進みました。
出口にゴミや落葉が大量につまっていたのでみんなで取り除くと、勢いよく
水が流れ出てきました。ここまで来たのだからと、「さいかち窪」にも
行ってみました。
あがっと池ではみんなでゴミを拾い、枝や落ち葉をかき集めて取り除き
ました。


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     水のない「幻のあがっと池」


すっきりきれいになった窪地に水が湧き、あがっと池になるのが楽しみ
です。

応募参加の方からは「とても楽しい活動だった。」という感想をいただき
ました。





 

2014年12月 1日 (月)

熊手作り

7月21日(月・祝)と10月25日(土)、柳窪 天神社敷地内 長福寺事務所にて、
黒目川流域整備で伐採した竹を利用し、秋の落ち葉掃きに使用する熊手を
製作しました。7月21日参加者は、6月の環境フェスティバルの際に募集しました。
講師は、当会会員で竹のプロ、渡部さんの指導の下、各回約10名の参加でした。


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時間が限られているため、講師の渡部さんが事前に準備してくださり、
参加者は、部品を組み立てるだけの作業となりました。


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それでも、初めての人にとっては、扇のように重ねた熊手のつめの
一本一本を等間隔にするのは難しく、針金できれいに編むのも
たいへんでした。
熊手を一本作ってみてコツがわかりましたので、二本目はもう少しきれいに
でき上がるのではと思いました。


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自作の熊手を手に、記念撮影です。
11月中旬からの落ち葉掃きボランティアでの活躍を期待しましょう!!


今回、講師を引きうけてくださった渡部さんは、事前に、竹を切り、細く割り、
つめの先を火であぶって曲げる作業や、柄の部分、針金、留め金等を人数分
準備してくださいました。
我々参加者は組み立てるだけで精いっぱいでしたので、つめの先を
曲げるのは、体験として1本曲げただけでした。
火に近づけすぎると焦げてしまうし、遠いと曲がらないしで、たいへんな
作業ということがわかりました。
渡部さんの準備にかけたご苦労に対し、心より感謝いたします。


 **必見**
  7月21日には、東久留米市情報サイトくるくるチャンネルから、熊手作りの
  様子を取材にいらしてくださいました。
  その時の様子が、くるくるチャンネル くるくるプレスに詳しく掲載されて
  いますので、是非ご覧ください。下記がURLです。
   http://kuru-chan.com/kuru2press/2014/07/